リモートワークってどんな働き方?導入するメリットとは
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近年、働き方改革が叫ばれている中で、「リモートワーク」という働き方に注目が集まっています。
インターネットが高速化、パソコンやスマートフォンが高機能化したことで、メールだけではなくビジネスチャットシステムが利用可能。そして、インターネット環境の進化により、ビジネス上のやり取りがいつでもどこでも可能になり、利便性の高い世の中になりました。
さらに、会社内においてもGoogleドキュメントなどクラウド上でファイルを共有が可能なため、会社内のサーバーを利用せずとも、仕事のファイルを閲覧できるようになっているのです。
会社にいなくても仕事ができる環境が整ってきていることから、リモートワークが実現できるのでは、という声が大きくなってきています。
そもそも、リモートワークとは具体的にどのような働き方なのでしょうか。また、メリットやデメリットはどのようなものがあるのかを解説いたします。
リモートワークとは
リモートワークとは、明確な定義はありませんが、遠隔(リモート)で働く(ワーク)ことを指している場合が一般的です。
そもそもイギリスやアメリカなどで採用されている働き方ですが、日本では在宅勤務やテレワークなどとしての働き方は以前からありました。
リモートワークといっても、自宅で働く場合の他には、シェアオフィスで働く場合、喫茶店などで作業するノマドワークなどもリモートワークの中に含まれる場合も。
こうしたことからも、絶対的な定義ではなく、会社以外で、会社にいる場合と同様に働く場合をリモートワークとしていると解釈できます。
リモートワークのメリット
○コスト削減
従業員が自宅で勤務すれば、オフィスで使用する机や備品などは必要なくなります。また、ほとんどの従業員がリモートワークでの雇用になれば、家賃や光熱費といった固定費もかからなくなり大幅なコスト削減が可能です。
○通勤時間の負担軽減
自宅や自宅付近のオフィスで仕事ができるので、通勤時間の負担がなくなります。毎朝の通勤ラッシュは、時間を奪うだけではなく精神的な負担もかかり、業務の生産性を下げる大きな原因です。また、通勤時間が短くなれば従業員の自由な時間が増え、従業員の健康状態の向上にもつながります。
○場所を問わず優秀な人材が確保できる
せっかく優秀なスキルがあっても育児や介護などによって、自宅から離れられない、会社で勤務ができない人が一定数いるのが社会情勢になっています。リモートワークなら、事情があって会社で勤務ができないけれど働きたいと考えている人を採用できるのです。
また、会社は首都圏など大都市に多く存在し、地方では少なくなっているというのが現状です。このため、地方在住者にとって、仕事をしたくてもできない、好きな仕事に就けないということも多くみられます。こうした地方在住者にとって、リモートワークは、大きなメリットといえるのです。
リモートワークのデメリット
もちろんメリットばかりではありません。リモートワークの問題点もいくつかあります。
○コミュニケーション不足
会社で直接顔を合わせなくなる分、コミュニケーションが難しくなるのではと思う方が多いと思います。しかし、こうしたデメリットはテレビ会議やチャットツールを使用することで改善が可能です。
○セキュリティ対策
遠隔でやり取りする分、情報の管理にはリスクがあります
情報漏えいが起きないようにより一層セキュリティ対策には力をいけなくてはいけません
○進捗状況が分かりにくい
上司は直接働いているところを見られないため、仕事の評価が難しいです。見えていないからといってさぼる可能性もあるため、評価方法などを事前に決めておく必要があります。
リモートワークが向かない人
リモートワークは、仕事をしたくてもできない人には大きなメリットがあることが分かりました。このメリットがあったとしても、リモートワークに向かない人が一定数いるのが現状です。それは、リモートワークは自宅で仕事をするため、自宅での仕事では生産性が落ちてしまう人は向いていないです。
リモートワークは、たくさんの人が働いているオフィスと異なり、誰の目も届きません。テレビを見ながらや、他のことをしながら仕事ができてしまいます。
また、実作業が見えない分、結果が大きく重視される傾向があります。こうしたことから、リモートワークを行う人は、自分で自分を律する必要があるのです。これができない人は向いていないといえます。
リモートワークを採用する場合の注意点
リモートワークという新しい働き方がクローズアップされているため、この働き方を取り入れようとしている会社も多いかもしれません。
しかし、リモートワークの場合、特に仕事の振り方の点については、オフィス勤務と比べて細かく指示する必要があるといえます。こうしないと、仕事効率が低下し、会社全体の発展に寄与しない場合が起こり得るのです。
裁量を多くしてしまうと、従業員にとって、1日の仕事をどこまでしたらいいのか判断がつかなくなり、長時間労働になってしまうおそれもあります。
こうした注意点を踏まえて、リモートワークを採用していくことが必要だといえます。
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