GoogleMapに店舗情報で集客!?MEOとはなんなのか
目次
インターネットを使って店舗に集客する方法として、MEOという手法をよく耳にします。誰もがスマートフォンを持っている現代においてもはや必須ともいえる集客スキルであるMEOですが、今回はMEOとは一体何なのか、どのように対策すれば良いのかというMEOの基本中の基本をご紹介していきたいと思います。
MEOとは?
MEOとは、Map Engine Optimizationの略称で、地図検索エンジンの最適化のことを指します。また、狭義では最適化することで地図検索エンジンに上位表示させるための方法のことを指し、一般的には狭義の意味で使用されることが多いです。
MEOで得られる効果とは?
MEOを行うことで、検索エンジンに正しく表示されると、以下のようなメリットが得られます。
1.ユーザーにお店を知ってもらうことができる
例えば、Googleで「新宿 飲食店」と調べると、1番上に地図といくつかの店舗名が表示されます。
MEOで最適化ができれば、ユーザーが店名を知らなくても検索エンジンに引っかかるためこれによる集客効果が期待できます。
この集客効果は非常に大きいです。これまでは「あなたのお店を知っていて、かつ行きたいと思っているユーザー」にしか検索してもらえなかったお店のホームページが、「新宿 飲食店」とか「新宿 居酒屋」などという抽象的な検索から人を集めることができるのです。
例えばですが、「新宿 居酒屋」というキーワードではGoogle検索だけで月間5万回検索されています。日本国内では検索市場の大半をGoogleが占めていますが、Yahoo!やBingを合わせると10万近い検索数があってもおかしくない数値です。
ここから0.1%でも来店してくれれば単純計算で100名に来店してもらうことができます。
2.ユーザーがお店までたどり着きやすくなる
ユーザーはどこかのお店に行くときに44%がGoogleマップを使っているそうです。Googleマップを使ったことがある人なら分かると思いますが、現在位置からお店の位置までの道順を示してくれたりするので、これを見ながら目的の場所を探すほうが効率的なのです。
もし、お店の場所がわからなければ「場所が分からないからこっちのお店でいいや」と来店を諦められてしまう可能性もあります。これは店舗にとっては大きな機会損失となります。
3.信頼性の向上
Googleに登録されている店舗が全て信用できるものだとは限りませんが、Googleに載っているお店というのはある程度ユーザーへ信頼感を与えてくれます。これほどインターネットが普及した社会で、インターネットの情報がゼロの店舗があれば、「怪しい」と思われてしまいかねません。
せっかく興味を持ってくれたのに怪しいと思われてしまってはこれも機会損失に繋がりますから、長期的にお店のブランドを構築していくためにもMEOは必須なのです。
4.広告が不要になる
うまくMEOができればグルメサイトやポータルサイトにわざわざ掲載しなくても効率的にWEB集客ができるようになります。もちろん、ポータルサイト掲載が有効なケースも存在しますが、高い広告費を削減できるのであればこれほど嬉しいことはありません。
5.お客様のリアルな声が聞ける
Googleマップでは口コミを投稿することができます。このため、「○○が良かった」とか、「○○が悪かった」というお客様のリアルな生の声を聞くことができるのです。これを店舗経営の戦略に取り入れることで、より高い顧客満足度を実現することができて、最終的に売上増加や来店数増加につながるのです。
どうやってGoogleマップに登録するの?
さて、MEOを始めるためにはまずGoogleマップに登録しなければいけません。以下ではGoogleマップに登録する手順について解説していきたいと思います。
1.Googleアカウントを取得する
まずはGoogleマイビジネスというビジネス用のアカウントを取得する必要があります。Googleマイビジネスのアカウント取得には特に費用はかかりませんから、今すぐにでも取得することができます。
ただし、その前にGoogleアカウントを取得する必要がありますから、ビジネス用のアカウントを一つ用意しましょう。すでにGoogleアカウントをお持ちの方は、ご利用中のアカウントでも問題ありません。Googleアカウントはこちらから取得することができます。
2.Googleマイビジネスに登録する
Googleアカウントが用意できたら、以下のサイトにアクセスしてGoogleマイビジネスの利用を開始しましょう。
Googleマイビジネス登録画面
お店のある地域や電話番号などを入力していきます。(※後から変更することもできます)
必要情報が入力できたら、とりあえず登録は完了です!
MEO対策とは?どうすればいいの?
登録ができたら、いよいよMEO対策に取り掛かりましょう。本格的にMEO対策をしていくために必要な知識などは少し長くなりますので、別記事で触れていきたいと思いますが、本項では、MEO対策とは何なのか、どのようにMEO対策をすれば良いのかという基本的な考え方をご紹介していきたいと思います。
MEO対策とは?
MEO対策とは、簡単に言ってしまえば「あるキーワードで検索されたときに上位に表示させる方法」です。Googleマイビジネスは無料で利用できるものであるため、多くのお店が利用しているものです。このため、いきなり新参者のどこの店ともしれない店舗が登録されたからといって、Googleはすぐに上位に表示しようとは思いません。
例えばですが、皆さんがなにか調べ物をするときに、できたてホヤホヤで何も書いていないページが表示されればどう思うでしょうか?おそらく、「なんだGoogleって使えない検索サイトだな」などと思われるでしょう。ですので、登録すれば簡単に表示されるわけではありません。長い時間をかけてMEO対策をしていくことになるのです。
MEO対策の基本的な考え方
Googleは慈善事業として無料で検索エンジンを提供しているのではなく、検索されることで広告などの収益を得ています。ですので、ユーザーに1番良いと思われる検索結果を表示させるようにしているのです。もう少し分かりやすくいうと、Googleの基本的な方針は、「ユーザーが集まれば自然と広告費が集まる、だから検索してくれるユーザーを第一に考えて、ユーザーが1番喜ぶものを表示させる」というものなのです。
例えば「新宿 居酒屋」と検索してきたユーザーに対して渋谷のケーキ屋さんを表示することはないですし、逆もまた然りです。
このため、数ある店舗の中からつい一週間前登録されて口コミも写真も登録していない、ただ店名を登録しているようなお店を上位に表示させることは絶対にありません。なぜなら、登録されてすぐのアカウントは信用もなければ情報もないからです。
クレバーな読者諸君ならお気づきだろうと思いますが、MEO対策とは、「Googleが喜ぶ情報」を盛り込んでいくことが重要です。Googleの喜んでくれる情報=ユーザーが知りたい情報なので、つまり、ユーザーが知りたい情報を拡充していくことがMEOの1番の近道なのです。
手っ取り早くMEOする方法はないの?
さて、ここまでご覧いただいて、「そんな面倒なことは知りたくないから、確実に上位表示される方法を教えてくれ」などと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
――残念ながら、MEOに近道はありません。SEO(検索エンジン最適化)ではよく言われることですが、検索エンジンを騙して上位表示させようとするとペナルティを食らうことになります。
Googleは世界の新進気鋭のエンジニア達を社内で抱えており、彼らがユーザーにとって有用な情報を表示させるために日々アルゴリズム(どのような検索結果を表示させるか)を改良しており、それと同時にアルゴリズムを騙して不正を働こうとするページやアカウントを常に監視しているのです。
もし、その世界のエンジニアたちがつくったアルゴリズムを騙せたとしても、定期的に人が検索結果におかしなところがないかということをパトロールしています。これを手動ペナルティといいますが、ロボットと人この両方を騙せる人はいるでしょうか? いませんね。
つまり効率的なMEOの手法というのはあっても近道は決してないということなのです。
まとめ
MEOはスマートフォンがこれだけ普及した現代において必須の集客スキルです。特に専門的なスキルを必要とするものではありませんが、実際に取り組んでみると「ユーザーは何を求めてるんだ?」「これでGoogleは評価してくれるのか?」などと混乱してしまいがちです。
当サイトではMEOを行うための手法について他の記事でもご紹介しておりますので、是非そちらの記事も一読いただければ幸いでございます。
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